Polymetals、豪エンデバー銀亜鉛鉱山の再開発が順調に進行

Polymetals

5月末に処理開始、6月に初キャッシュフロー見込む

オーストラリアの資源開発企業Polymetalsは、ニューサウスウェールズ州に位置するエンデバー銀・亜鉛鉱山の再開発と試運転作業を順調に進めており、6月には初のキャッシュフロー創出が見込まれている。

現在、鉱石の初回破砕と地表への搬送を完了し、処理プラントのウェット・コミッショニングが進行中。鉱石処理は5月末から本格的に開始される予定だ。

年後半には月間処理能力6.5万トンを計画

地下採掘は予定を上回るペースで拡大しており、すでに4万トン超の鉱石が地表にストックされた。また、追加の鉱石も地表で処理開始に備えて備蓄されている。

本格稼働後は、2025年後半にかけて月間6.5万トンの鉱石処理が計画されており、Polymetalsの経営陣は自社施工による迅速かつ効率的な開発成果に自信を示している。

「このスケールでここまで効率的に構築できた例は少ない。株主にとっても非常に価値ある再開発となった」と、Polymetalsの会長デイブ・スプロール氏はコメントしている。

高品位銀鉱ゾーン開発と探鉱も並行進行

現在、高品位銀ゾーンへのアクセス開発も進んでおり、7月には初生産が始まる見通し。また、既存鉱脈の南方延伸部を対象とした探鉱掘削も、「カーパーク」プロスペクトにて継続中である。

加えて、Polymetalsは長期的な安定操業を支えるため、重要インフラのアップグレードも完了。エンデバー鉱山はかつて豪州有数の亜鉛・鉛・銀鉱山として知られたが、今回の再始動により、同鉱山を再び重要なベースメタルおよび貴金属供給源として確立する狙いだ。

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