Solarcycle、RWEクリーンエナジーと使用済み太陽光パネルのリサイクル契約を締結──高品質な第三者試験で循環型経済を推進

Solarcycle

米アリゾナ州メサに拠点を置く太陽光パネルリサイクル企業Solarcycleは、RWEクリーンエナジーとリサイクルサービス契約を締結した。
これにより、RWEが所有・運営する複数の米国太陽光発電所からの使用済みパネルをSolarcycleの施設でリサイクル処理する。

テキサス州施設で第三者試験を実施、95%の資源回収を実現

両社はまず、テキサス州「West of the Pecos」太陽光発電所からパネルをSolarcycleのオデッサ施設に輸送し、独立第三者による品質試験・評価を実施。
Solarcycleの独自技術は、パネルからアルミニウム、銀、銅、シリコン、ガラスといった最大95%の価値ある素材を抽出可能だという。

RWE、業界基準を超える品質テストでリサイクルを選定

SolarcycleのCEO兼共同創業者ジェシー・サイモンズ氏は、

「RWEのように循環型経済の価値を理解し、詳細な品質検証を実施する企業は極めて重要な存在だ」と述べた。

RWEは、Alamo 7、West of the Pecos、Big Starの各発電所でリサイクルプロジェクトを2024年に開始しており、2025年以降の拡大も予定している。

年間100万枚のリサイクルを目指し、全米カバー体制を構築中

Solarcycleは現在、アリゾナ、テキサス、ジョージアの3施設で全国対応可能な体制を構築中。これまでに約50万枚のパネルを処理しており、2024年末までに100万枚到達を見込む。

今回の提携により、RWEは既にSolarcycleと協業している90社以上のエネルギー企業の一員となった。

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