アイバンホー、マココ地区の銅資源量を大幅増強 Kamoa-Kakula隣接地で高品位鉱床を確認

Ivanhoe Mines

Ivanhoe Mines(TSX上場)は5月、コンゴ民主共和国(DRC)のWestern Forelandsプロジェクト内マココ地区における最新の鉱物資源量評価(MRE)を発表した。
評価結果によれば、マココ地区の「示量資源」は2.79%品位で2,770万トン、「推定資源」は1.7%品位で4億9,300万トンに達し、大幅な増加が確認された。

マココ地区は、同社の世界級銅鉱山Kamoa-Kakula(カモア・カクラ)コンプレックスに隣接しており、Western Forelands全体では2,393km²の鉱区をカバーする。

世界有数の新規高品位銅鉱床に浮上 38.9百万トンの含有銅量

アイバンホーは、2023年11月の初回MRE発表以降、マココ、マココ・ウエスト、キトコの各探鉱地域で86,000メートル超のダイヤモンドボーリングを実施。これらを合わせた「マココ地区」として、今回の評価に反映した。

Western Forelands全体では、示量・測定資源から合計3,890万トンの含有銅、推定資源から1,360万トンを確認しており、マココ地区単体でも過去10年で世界第5位の新規銅鉱床、かつ最高品位とされる。

鉱化は多方向に開放されており、今後の探鉱ポテンシャルも極めて高いとみられる。

継続探鉱と次回評価に注目 グローバルな銅供給源強化へ

アイバンホーは今年後半もWestern Forelandsプロジェクトで探鉱活動を継続予定で、今回の成果を踏まえた次回のMRE更新は2026年に実施予定としている。

Kamoa-Kakulaに次ぐ将来の生産柱として、マココ地区はグローバル銅供給網の多様化と安定化に貢献する可能性が高い。

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