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全部門でEBITDA減少、自動車向け構造材部門は83%急落 ― 2025年は回復見通し
調整後EBITDAは前年から12.6%減の6億2,300万ドル、売上高は6%減の73億ドルにとどまった。スイスでの洪水や米国での寒波による生産混乱が響いた。
第4四半期はEBITDAが26.9%減の1億2,500万ドル、売上高は1%減の17億2,000万ドル。2024年通年の出荷量は4%減の140万トン、Q4は2%減の32.8万トンだった。
航空・輸送、包装、自動車構造材の全部門が減益
航空・輸送部門:通年EBITDAは19%減の2億8,500万ドル、第4四半期は33%減の5,600万ドル。年間出荷量は4%減の20.9万トン。
包装・自動車圧延製品部門:通年EBITDAは21%減の2億4,200万ドル、Q4は34%減の5,600万ドル。出荷量は年間・四半期ともに横ばい(年間103万トン、Q4は23.9万トン)。
自動車構造材・産業部門:EBITDAは43%減の7,400万ドル、Q4は83%減の400万ドルと急落。年間出荷量は17%減の20.1万トン。
2025年は回復見通し、「市場安定化で最大6.3億ドルEBITDA」目指す
CEOのジャン=マルク・ジャルマン氏は、「2024年は非常に厳しい年」とした上で、スクラップスプレッドの圧縮や主要市場の低迷に言及。特に米アラバマ州マッスルショールズ工場での大雪や、スイス・ヴァレー州の洪水が収益圧迫要因となった。
2025年については、**「市場が安定すれば、EBITDAは6億〜6億3,000万ドルを見込む」**とし、慎重ながらも回復に向けた展望を示している。
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