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メティンベスト製5千トンの鋼材、アゾフスタリ製鋼も搭載 ― 欧州防衛力強化に貢献
この鋼材のうち、約4,760トンはマリウポリのアゾフスタリ製鉄所製、残る240トンは同グループ傘下の伊Metinvest Trametal社製。鋼材はロシアによる全面侵攻以前の2020〜2021年に供給されていた。
欧州有数の造船会社と連携、NATO向け艦船にウクライナ鋼
本艦は全長約180mで、6隻の艦船に燃料・弾薬・食料・水を同時補給できる戦闘支援艦(Combat Support Ship)。造船は欧州大手Damen Shipyardsグループ傘下のルーマニア・ダメン・ガラツィ造船所が担い、2025年10月1日に正式就役予定。
メティンベストの資材調達責任者ナタリア・クリヴォシェイ氏は、「アゾフスタリの鋼材は単なる金属ではなく、ウクライナ国民の強靭さと、民主主義陣営の防衛力強化への貢献の象徴である」と述べた。
ウクライナ鋼の国際需要と軍需支援の継続
メティンベストは過去にも、ウクライナ海軍向けコルベット艦「ヘトマン・イワン・マゼーパ」の建造にも鋼材を供給しており、戦時下においても同社の高品質な鋼材は欧州諸国の軍需プロジェクトで需要が続いている。
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STEEL