ペレンティ、豪州アグニュー金鉱で5億豪ドルの地下採掘契約を延長──ゴールド・フィールズと3年間

Perenti

オーストラリアの鉱業サービス大手ペレンティ(Perenti)は、同社の子会社バルミンコ(Barminco)が提供する地下採掘サービスについて、南アフリカ系大手ゴールド・フィールズ(Gold Fields)のアグニュー金鉱山において約5億豪ドル(約530億円)規模の契約延長を発表した。契約期間は3年間で、さらに12カ月の延長オプション付き。

アグニュー鉱山は、西オーストラリア州リーンスター近郊に位置し、地下開発・採掘および関連サービス全般が契約の対象となる。

バルミンコ、2010年からアグニュー鉱山に常駐、300名超を雇用

バルミンコは2010年からアグニュー金鉱で操業を継続しており、現在は300人以上の作業員が同鉱山に従事している。

ペレンティのCEO、マーク・ノーウェル氏は声明で次のように述べた。「アグニュー鉱山での関係継続を非常に喜ばしく思います。ゴールド・フィールズは当社にとって30年以上の付き合いがある重要顧客の一つです。」

また、「こうした長期契約は、信頼性の高い収益基盤と株主への持続的な価値提供につながる」と付け加えた。

生産性向上と安全操業で評価──豪州チームの継続活用へ

契約鉱業部門のプレジデント、ガブリエル・イワノウ氏は「近年、バルミンコはアグニューにおいて開発と生産を着実に拡大してきた。今後も豪州の熟練チームにより、安全で生産性の高い地下採掘サービスを提供し続けたい」と述べた。

この契約はペレンティの2025年度財務ガイダンスに既に織り込み済みとされており、同社の中長期的な収益安定性を裏付ける材料ともなっている。

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