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銅 |
SHFE銅2505限月に対する電解銅の現物プレミアムは160〜200元/トンで、平均プレミアムは180元/トンと前日比で5元上昇。SMM(上海有色網)#1電解銅の取引レンジは77,060〜77,330元/トンとなった。午前のSHFE銅先物は主に76,900〜77,140元/トンで推移し、77,000元/トンを突破すると、一部の下流買い手が価格上昇を警戒しつつも、買い急ぐ姿勢を見せた。
しかし、現物供給は依然としてタイトであり、供給業者は大幅な値引きに応じず、プレミアムは小幅上昇を維持した。取引量は前日よりも減少したが、これはSMMが同日に銅業界サミットを開催しており、多くのトレーダーが会場に集中していたためとみられる。
午前の立ち上がりでは、プレミアム150元/トンの標準品がすぐに買われ、その後、低価格品が一巡すると、標準品の主流プレミアムは160〜180元/トンに上昇。高品質銅(例:金川プレート)はプレミアム170元/トンで取引され、主流価格は180〜200元/トンまで上昇した。
江蘇省では、一部の低価格品(例:宏路)がプレミアム130〜140元/トンで流通し、下流の購買意欲は中程度にとどまった。価格が77,000元/トンの水準に戻ったものの、輸出対応や労働節(メーデー)に向けた在庫積み増しの動きにより、スポット市場に目立った停滞は見られなかった。
なお、明日もSMMカンファレンスが開催されるため、スポット銅のプレミアムは堅調に推移すると予想される。
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