Perenti、アングロゴールド・アシャンティのガーナ・オブアシ金鉱山で地下採掘契約を5年延長

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豪A$10億超規模、RocksureとのJVで開発・生産支援を継続

豪Perenti社は、アングロゴールド・アシャンティ(AGA)社のガーナ・オブアシ金鉱山における地下採掘サービス契約を5年間延長した。契約額はA$10.2億(約6.6億米ドル)で、Perenti傘下のAfrican Underground Mining Services(AUMS)が、現地企業Rocksure Internationalとの合弁会社Underground Mining Alliance(UMA)を通じて業務を遂行する。

契約期間は2025年2月1日から5年間で、地下開発、採鉱、生産など幅広い採掘サービスが提供される。主要設備投資はAGA側が負担し、AUMSによる大規模な新規投資は不要とされている。

PerentiのCEOであるマーク・ノーウェル氏は、「AGAとの関係を高く評価しており、今後も建設的なパートナーシップを継続・深化させていく」とコメント。同氏はさらに、「我々の契約採掘部門の信頼性と価値を示す証であり、グローバルな地下採掘事業のスケールと経験が、顧客と株主に継続的な価値を提供している」と述べた。

オブアシ鉱山、再開発で蘇った名門金鉱

オブアシ金鉱山は、ガーナ・アシャンティ州の州都クマシの南約60kmに位置し、最大深度1,500mに達する地下鉱山。年間240万トン処理能力の選鉱プラントや、揚鉱シャフト、Volta River AuthorityおよびGridCoによる電力供給インフラを備える。

同鉱山は1897年に操業を開始したが、2014年末に一時閉鎖。2017年の実現可能性調査を経て、2018年に再開発が正式承認され、2019年第4四半期には再稼働後初の金インゴットを鋳造した。

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