鉄品位安定のまま鉱量大幅増、豪州トップ級の長寿命鉱山へ前進
豪Mineral Resources(MinRes)社は、西オーストラリア州で推進中のオンスロー・アイアン(Onslow Iron)プロジェクトにおいて、鉱物資源量および鉱石埋蔵量を大幅に上方修正したと発表した。これは、同社の戦略的目標である「豪州有数の高品質・長寿命鉄鉱石事業」の実現に向けた重要なマイルストーンとなる。
2025年3月31日時点の最新評価によれば、同鉱床の鉱物資源量(Mineral Resources)は7億4,400万トン(Fe品位56.3%)で、前回(2023年9月)比89%増となった。また、鉱石埋蔵量(Ore Reserves)も3億5,900万トン(Fe品位57.5%)で73%増加している。
増加の要因は、広範な掘削調査と地質モデルの再構築により、鉱体の一層の延伸と品位の一貫性が確認されたことにある。
MinResのクリス・エリソンCEOは、「今回の資源・埋蔵量の増加は、オンスロー・アイアンが今後数十年にわたり持続可能な供給を可能にすることを示している。当社は本プロジェクトをオーストラリアにおける鉄鉱石事業の旗艦拠点に育てていく」と語った。
オンスロー・アイアンは、MinResが主導する西豪州の統合型鉱山・インフラ開発プロジェクトの中核を担っており、鉄鉱石の安定供給、品質、物流効率の三拍子を備えたプロジェクトとして注目を集めている。
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