![]() |
ANDRITZ |
第5CGLのグレード拡張で高強度鋼需要に対応、2025年Q4稼働へ
オーストリアの産業設備大手ANDRITZ社は、中国の唐鋼高強度自動車鋼帯有限公司(Tangsteel High Strength Automotive Strip Co., Ltd.)から、河北省唐山市にある第5連続溶融亜鉛めっきライン(TAN-CGL5)の改修工事を受注したと発表した。
今回のモダナイゼーションは、2025年第4四半期の稼働を予定しており、自動車用高張力鋼の製造対応範囲をさらに拡大する。TAN-CGL5は2017年に初稼働し、2021年にもANDRITZによるアップグレードを実施していた。
今回の改修により、唐鋼は高グレードの自動車用冷間圧延鋼板に対応可能となり、生産能力・運転効率の向上が期待される。また、国内外で急増する高張力鋼板需要に応える体制強化につながる。
ANDRITZは本案件により、金属加工ライン分野におけるグローバルリーダーとしての地位を再確認するとともに、唐鋼との長期パートナーシップの継続を示した。
唐鋼は、中国宝武鋼鉄集団(Baowu Steel Group)の傘下にあり、中国国内でも高強度鋼分野の先導的企業の一つとされている。
Tags
STEEL