サムスン電子、Galaxy S25で「2025年リサイクル設計賞」受賞

Galaxy S25

― 米リサイクル資源協会(ReMA)より最高栄誉、再生素材の先進活用が評価

サムスン電子は、米ワシントンに本部を置くリサイクル資源協会(Recycled Materials Association, ReMA)から、同協会の最高栄誉である「2025年リサイクル設計賞(Design for Recycling Award)」を受賞した。受賞対象は、サムスンの最新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S25」で、同社が製品設計段階からリサイクル可能性を重視した取り組みが高く評価された。

サムスンによると、Galaxy S25は、リサイクルされたプラスチック、アルミニウム、ガラス、鋼、金、銅、レアアースを含有。バッテリーには認証済みリサイクルコバルトを50%以上使用し、同社が独自に構築した回収・再利用チェーンを通じて、使用済みバッテリーから抽出された材料が新製品に組み込まれている。加えて、製品パッケージも100%再生紙で構成されている。

サムスン電子モバイル事業部のダニエル・アラウホ副社長は、「この受賞は、製品開発のあらゆる段階において持続可能性を組み込むという我々の姿勢が認められた証」とコメント。「循環型社会の実現に向け、志を同じくするパートナーとの連携を強化していく」と述べた。

ReMA会長のロビン・ウィーナー氏は、「Galaxy S25は、設計から廃棄段階に至るまでリサイクルを前提とした製品設計の好例」とし、「再生素材を日常のテクノロジーに統合するモデルケース」と称賛した。

サムスンは2016年にも同賞をCurved Full HD TVで受賞しており、今回で二度目の栄誉。受賞は5月14日、米サンディエゴで開催されるReMA 2025年次大会で正式に行われる予定。

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