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Matsa Resources |
豪マッツァ・リソーシズ(Matsa Resources)は、西オーストラリア州ラバートン地域に位置する同社のデボン露天金鉱山に関し、FMRインベストメンツと通過製錬(トールミリング)契約を締結した。これにより、デボン鉱の金鉱石はFMRが操業する近隣のグリーンフィールズ製錬所にて処理されることとなる。
契約では、処理費用はスループット(処理量)に基づく固定料金となっており、金鉱石は今後15カ月間で6回に分けて処理される。初回バッチ5万トンの運搬完了後に処理が始まる予定で、2025年9月の開始が見込まれている。
既に採掘および処理に関する必要な契約はすべて整っており、マッツァは6月初旬に初回鉱石の採掘を開始予定。今回の契約締結により、同社は鉱山開発から実際の金生産へと大きく前進する。
「今回のFMRとの契約締結は、マッツァが金生産者としての第一歩を踏み出す重要なマイルストーンだ」と、ポール・ポリ会長はコメント。また、デボン鉱山の採掘請負業者として発表されたBlue Cap Miningの起用により、残る資金調達などの条件も迅速に整う見通しだと述べた。
デボン鉱山はマッツァが所有するレイクキャリー・プロジェクト内に位置し、現在の埋蔵量は30万9,000トン、平均品位は4.59g/t、推定金含有量は4.6万オンス。フィージビリティ調査によれば、同鉱山は18カ月の操業期間中に約6,000万豪ドル(税引前)のキャッシュフロー創出が見込まれている。
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MINING