Khoemacau copper mine |
オーストラリアの鉱山サービス大手ペレンティ(Perenti)は、ボツワナにあるコエマツア銅鉱山(Khoemacau Copper Mine)での業務を2025年6月末をもって終了すると発表した。同鉱山は香港上場のMMG(五礦資源)の子会社が運営している。
ペレンティ傘下の坑内採掘部門であるバーミンコ(Barminco)は、2019年の鉱山開発開始時から本プロジェクトに関与してきた。マーク・ノーウェルCEOは声明で「財務パフォーマンスが当社の基準を下回っており、経済サイクルを通じた安定的な利益確保のために商業的規律を維持する必要がある」と説明した。
契約終了に伴い、現場で使用されているすべての機材はMMG傘下のコエマツア・カッパー・マイニング社に売却される。最終的な評価額は、事前合意された計算式に基づいて算出される。
ペレンティの契約採掘部門プレジデントであるガブリエル・イワノウ氏は「我々が現地で育成した多くの坑内作業員が、今後もボツワナの鉱業において高い技術基準を維持し続けることを願っている」と述べ、6年間の現地人材育成の成果を強調した。
なお、ペレンティはMMGによる操業引継ぎが安全かつ円滑に行われるよう、移行期間中も支援を継続する方針である。
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