キャニオン、カメルーン・ボーキサイト鉱山の2026年出荷へ前進──DFS第3四半期完了予定

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豪州証券取引所上場のキャニオン・リソーシズ(Canyon Resources)は、カメルーンで進めるMinim Martap(ミニム・マルタップ)ボーキサイト鉱山プロジェクトに関し、2024年3月四半期活動報告において生産開始に向けた進捗状況を公表した。

現在進行中の確定的FS(DFS)では、2段階開発戦略の評価が行われており、同調査は第3四半期中の完了が予定されている。生産加速を狙った段階的な立ち上げにより、2026年の初出荷を目指す。

同社はオペレーション効率と経済性の最適化を図るべく、プロジェクト遂行計画および販売先との交渉も進展中だ。

この一環として、キャニオンは1億2,396万ドルの鉄道車両購入資金融資契約を締結。また、カメルーン政府より内陸鉄道施設の用地105ヘクタールを確保し、港湾・鉄道インフラの拡充に向けた布石を打った。

さらに同社は、現地子会社Camalco Cameroonを通じて鉄道運営会社Camrailの株式9.1%を取得。取締役会にも参加することで、輸送インフラへの直接関与を強化した。

今後は、既存港湾施設の取得と港湾・鉄道アクセス契約の締結が第2四半期中に見込まれており、JORC準拠の鉱物資源量の更新と、MakanおよびNgaoundal鉱床に関する採掘許可の取得が年後半に予定されている。

また、ピーター・セッカー氏が7月1日付でCEOに就任し、現CEOのジャン・セバスチャン・ブテ氏は最高商務・企業開発責任者に異動する。ディーン・ホートン氏がピーター・スー氏の後任として社外取締役に就任した。

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