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Fortescue Metals |
Red Hawk買収でピルバラの生産体制強化、通期見通しは据え置き
豪フォーテスキュー・メタルズ(Fortescue Metals)は2025年1~3月期(2024/2025年度第3四半期)の鉄鉱石出荷量が前年同期比6.5%増の4,610万トンに達したと発表した。天候の影響にもかかわらず出荷量は堅調に推移した。
この四半期の総生産量は前年同期比19%増の5,550万トン。累計でも4~12月の出荷量は前年同期比4%増の1億4,320万トンとなり、過去最高を記録した。
フォーテスキューの最高経営責任者(CEO)であるディノ・オトラント氏は「過去9か月の記録的な出荷実績により、通期予想の達成に向け順調に推移している」と述べた。また、同社は第3四半期中にRed Hawk Miningを買収し、ピルバラ地域の鉄鉱石事業の最適化と将来の生産計画の柔軟化を図っている。
2024/2025年度(2024年7月~2025年6月)の鉄鉱石出荷量見通しは、変更されず1億9,000万~2億トンのレンジを維持。うち500万~900万トンは、Iron Bridge鉱山からの磁鉄鉱コンセントレートとされている。同鉱山の定格生産能力(年2,200万トン)への到達時期については見直しが進められており、6月末までに評価を完了する見通し。
同社の前年度(2023/2024年)の出荷量は1億9,160万トンで、前年と同水準だったが、予想レンジ(1億9,200万~1億9,700万トン)を下回った。
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