日本 海底レアアース 採掘テスト、世界初の深海泥採取に挑戦

Japan deep sea rare earth mining


日本政府は、世界初となる深海泥からのレアアース採掘テストを開始しました。この「日本 海底レアアース 採掘テスト」は、中国依存を低減し、安定供給を確保する戦略の一環です。政府支援の採掘船「ちきゅう」は、太平洋の南鳥島周辺で水深約6.5キロの海底泥を調査しています。成功すれば、海底から直接レアアースを船上に引き上げる初の試みとなります。


中国依存脱却と供給安全保障への戦略

この日本 海底レアアース 採掘テストは、中国によるレアアース輸出規制強化を受けた対応策です。2023年、中国は特定鉱物を含む軍需関連物資の輸出を制限し、レアアースの日本向け供給にも影響を及ぼしました。過去にも2010年の尖閣諸島周辺の事件をきっかけに輸出規制が発動され、日本は輸入依存度を約90%から60%へ低減するため、オーストラリアのライナス社との提携やリサイクル技術の導入に取り組んできました。


技術的課題と今後の展望

今回の日本 海底レアアース 採掘テストでは、海上での処理が不可能なため、海底泥は南鳥島で水分除去後、陸上で精製されます。産業用遠心乾燥機を用い、泥の体積を約80%削減する計画です。政府は2018年から約400億円を投じていますが、推定埋蔵量は未公開です。完全商業化を目指す場合、2027年2月までにフルスケールのデモンストレーションを実施予定です。


金属フォーカス 編集部コメント

海底レアアース採掘は、国内供給網の安定化に向けた重要な一歩です。成功すれば、日本企業の中国依存低減と戦略的資源確保に大きな影響を与えます。一方、技術的課題や地政学リスクもあり、今後の産業展開には慎重な評価が求められます。

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