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| Barrick mining loulo gounkoto gold mine |
Barrick Miningはマリ政府との合意により、ルロ=グンコト鉱山の操業権を正式に回復しました。この合意に伴い、マリ当局から3トンの金がBarrickに返還されます。Barrick ゴールド鉱山の主要資産の一つであるこの鉱山は、過去2年間の操業停止を経て再稼働します。
今回の回復は、Barrickとマリ政府の間で約4億3700万ドル(CFA Fr2440億)の和解契約が成立したことによります。同社はマリに対する仲裁請求を撤回し、政府はBarrickに対する告発を取り下げました。これにより、操業停止に伴い差し押さえられていた金の返還が手続き上の形式として進められます。
鉱山は10月に操業を再開し、争議中に拘束されていた4名の従業員も先月解放されました。Barrickは高利潤・長寿命資産を中心に世界各地で金・銅の採掘を展開しており、最近ではコートジボワールのTongon鉱山や一部探査資産をAtlantic Groupに売却しています。今回のルロ=グンコト鉱山操業権回復は、同社のグローバルな金鉱山ポートフォリオ強化につながります。
金属フォーカス 編集部コメント
Barrick ゴールド鉱山のマリにおける操業権回復は、政治リスクが高い地域での鉱山運営の安定化を示します。今後、安定操業により資源供給の確保と投資家信頼の回復が期待され、アフリカ金市場への影響も注目されます。
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MINING


