ブラジル 鉄鋼 ダンピング調査:鋼材輸入調査の判断が延期

Brazil Steel Anti Dumping


ブラジル貿易省(Mdic)は、鋼材輸入に対する少なくとも2件の反ダンピング調査の判定日程を延期しました。現時点では、新たな判定日は発表されていません。市場では不透明感から新規注文を控える動きが見られます。


調査対象と延期の影響

Secex(外国貿易局)は当初、11月中に中国産冷間圧延(CR)鋼材および中国・インド産塗装鋼材に関する調査の判定を予定していました。しかし、期日を過ぎても公式発表はありません。関係者は「貿易防衛措置後の実質コストを見極めるため、顧客は新規注文を控えている」と述べています。これらの調査は2022年8月と9月に開始され、ブラジルの反ダンピング調査は原則18か月以内に結論を出す規定です。そのため、最終決定は2027年2月と3月までに公表される見込みです。


過去の調査延期と市場動向

ブラジルは7月にも中国産フラットコート鋼材の輸入に関する調査結論を10月から2027年1月12日に延期しています。今回の判定延期は、ブラジル国内の鋼材市場にさらなる不確実性をもたらし、輸入業者やメーカーに影響を与えています。特にCR鋼や塗装鋼材の需給調整において、短期的な価格変動リスクが高まる可能性があります。


金属フォーカス 編集部コメント

ブラジルの鉄鋼ダンピング調査延期は、輸入規制と国内市場の価格安定に影響します。投資家やメーカーは、今後の判定結果を注視し、リスク管理と調達戦略の再評価が必要です。

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