Kodal Minerals、マリ政府との良好関係を強調──スポジュメン精鉱の輸出許可を目前に

 Kodal Minerals

英国資源開発会社Kodal Minerals(コーダル・ミネラルズ)は5月19日、マリ南部の主力ブグニ・リチウムプロジェクトに関して、一部メディアが報じた「輸出停止」報道を否定し、同国政府との協議が順調に進行していると強調した。

同社によれば、スポジュメン精鉱の輸出許可取得に向けた政府との協議は計画通り継続中であり、許可の取得は間もなくと見込まれている。Kodalはマリに10年以上拠点を構えており、「マリ政府はプロジェクトの開発を一貫して支援しており、現在の輸出許可協議にも協力的だ」と述べた。

2.7万トンの精鉱が出荷準備完了、生産は順調に立ち上げ中

Kodalは、すでに27,000トン以上のスポジュメン精鉱を輸出用に確保済みと明かしている。ブグニの選鉱プラントの生産能力(ネームプレート)到達に向けた立ち上げも順調で、現場作業は通常通り継続中。

また、同社CEOのバーナード・エイルワード氏が現地入りし、採掘・選鉱・探鉱の進捗を確認しているという。ブグニでは新たな鉱化帯の探査掘削も進行中で、リソース拡張にも注力している。

Kodalは、中国・江蘇カイディ(Jiangxi Kaidi)傘下のHainan Miningと戦略的パートナーシップを組み、アフリカにおけるリチウム供給の安定化に貢献する重要なプレーヤーとして注目されている。

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