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JCHX |
カラハリ銅ベルトでの5年間、8億ドル規模の鉱業プロジェクトが始動
中国・ボツワナ外交50周年を機に、JCHXがアフリカ市場で存在感を拡大
JCHXボツワナがKhoemacau銅鉱山での地下採掘工事契約を締結した。これは同社のアフリカ市場における事業拡大の一環だ。
契約はJCHX鉱業の全額出資子会社であるJCHX Botswana Mining Constructionと、Khoemacau Copper Mining (KCM)との間で結ばれた。
Khoemacau銅鉱山は南部アフリカのカラハリ銅ベルト上に位置し、鉱業ライセンス区域は4,000km²を超える。
KCMは香港証券取引所主板に上場するMMG傘下の企業であり、契約対象となる「ゾーン5」での地下採掘作業には5年間で約8億500万米ドルが投じられる予定だ。
この契約は中国とボツワナの国交樹立50周年の節目にあたり、JCHXにとって同国初の請負採掘プロジェクトとなる。
同社は、今回の契約を「南部アフリカにおける模範的な鉱山開発モデルとして構築する」としており、海外鉱山の開発・建設・運営に関する経験と資源を活かす考えを示した。
JCHXは今後もKCMとの協力を強化し、誠実な姿勢でプロジェクトを推進するとしている。
この取り組みは、アジア資本によるアフリカ資源開発の新たな局面を示すものであり、今後の契約鉱業の国際展開にも注目が集まる。
金属フォーカス編集部コメント
Khoemacau契約は、中国鉱業企業がアフリカ市場で戦略的影響力を高める好例である。特に地下採掘という高付加価値分野での請負業務は、JCHXの技術力と管理能力への信頼を裏付けている。ボツワナは政治的安定と豊富な資源を併せ持つことから、今後も同国への進出が加速する可能性が高い。
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MINING