Impact Minerals、HPAプロジェクト加速へ資金調達を完了

 Impact Minerals

権利発行ショートフォールから88.1万豪ドルを追加調達

新興高純度アルミナ(HPA)生産企業のImpact Minerals(ASX:IPT)は、2025年2月28日に発表した譲渡可能な権利発行に基づくショートフォールオファーにより、追加で88.1万豪ドルの資金を調達したと発表した。これにより、1億4,683万株超の新株と、行使価格0.015豪ドル・2027年9月28日満期のIPTOCオプション7,341万個を新たに発行した。

この他、権利発行目論見書に基づき、リードマネージャーのMahe Capitalには8,810万個のオプションが付与される予定。

Blackridge売却も完了、アークンで探鉱開始へ

同社はさらに、クイーンズランド州のBlackridgeプロジェクトを保有する完全子会社Blackridge Explorationの売却完了に伴い、最終支払額35万豪ドルを受領した。売却後も、5,000オンス超の金生産に対する1%の精鉱収益権(NSR)を保持する。

これにより、アークンプロジェクト(Arkun)での試錐プログラム開始に向けた資金も確保。特にニッケル・銅・PGEの異常地「カリグラ(Caligula)」の掘削が予定されている。

Alluminous買収後、HPA戦略に機関投資家が注目

Impactは先日、Alluminous社の50%株式取得を発表し、権利発行ショートフォールへの戦略的投資家からの強い関心を集めた。Alluminousは100%子会社としてHiPurA社を保有しており、これはImpactのLake Hope HPAプロジェクトと補完関係にある資産と知的財産(IP)を持つ。

特に、年産25トン規模のパイロットプラントは現在90%が完成しており、Alluminousは既にその施設を引き渡され、初期人員も現場入りした。マイク・ジョーンズCEOは、「Impactにとって非常にエキサイティングな時期だ」とコメントしている。

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