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| UK Critical Minerals project |
英国政府は国内の重要鉱物プロジェクトに対して5000万ポンド(約95億円)の資金を投入します。クリス・マクドナルド産業相がこの戦略的支援を公式に発表しました。この資金は英国の「重要鉱物戦略」の一環として、主に3つの重点分野へ分配します。政府は供給網の脱中国依存と国家安全保障の強化を一気に推し進める構えです。
3つの重点分野へ資金を配分:レアアース磁石からリサイクルまで
投資の最大規模となる2500万ポンドは「重要鉱物アクセラレーター」の創設に充てられます。この組織は英国内での重要鉱物の採掘、加工、そしてリサイクル事業を包括的に支援します。加えて、政府は2000万ポンドを投じてレアアース磁石の製造技術を開発・スケールアップする拠点を設立します。高度な製造技術の確立とともに、専門人材の育成と訓練も同時に進める方針です。
加えて、残りの5000万ポンドのうち5000万ポンド(注:500万ポンドの間違い、原文ベースで5mn)は、産業界の重要鉱物需要を統合する新プラットフォームの構築に使われます。このプラットフォームは企業間の需要を集約し、共同投資やサプライチェーンの安定化に向けたパートナーシップを促進します。すでに、国家富裕基金(National Wealth Fund)などから総額2億ポンドの資金が拠出されています。マクドナルド産業相はティサイドのWilton Centreを訪れ、SeloxiumやDEScycleといった気鋭のリサイクル企業への期待を表明しました。
金属フォーカス 編集部コメント
今回の5000万ポンドの政府支援は、英国が重要鉱物の自給率向上とEV(電気自動車)産業の基盤確保へ本腰を入れた明確なシグナルです。しかしながら、世界の鉱山・精錬プロジェクトは小規模なものでも1億ポンド以上の巨額投資を必要とするのが現実です。その結果、今回の資金が呼び水となり、民間資本や国際的な共同投資をどれだけ迅速に巻き込めるかが英国の供給網強靭化の成否を握るでしょう。


