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| Viridis Brazilian rare earth project |
オーストラリア政府系資金機関Export Finance Australia(EFA)は、オーストラリアの開発企業Viridisがブラジルで進めるレアアース鉱山開発プロジェクト「コロッサス」の支援として、5,000万ドルの債務枠を開設する意向を示しました。これにより、フランス、カナダ、ブラジルの国営投資家と共に、国際的な資金調達体制が整います。
Colossusプロジェクトの概要と資源規模
Viridisは、コロッサス鉱山でネオジム、プラセオジム、ディスプロシウム、テルビウムなどのレアアースを、イオン粘土鉱床から採掘する計画です。2025年8月には、コロッサスのレアアース鉱石埋蔵量を従来の9,850万トンから2億トンに増加と発表しました。最終投資判断は2026年7~12月に予定されています。
グローバル資金支援と精錬・リサイクル計画
Colossusプロジェクトには、カナダのExport Development CanadaやフランスのBpifrance、ブラジルの国家経済社会開発銀行(BNDES)および連邦研究・プロジェクト資金機関(FINEP)が資金支援を表明しています。加えて、ViridisはオーストラリアのIonic Rare Earthsと協力し、ブラジル国内にレアアース精錬工場と磁石リサイクルプラントを開発予定で、コロッサス鉱山から供給される炭酸塩を原料とする計画です。
国際的な投資家の参画により、コロッサスは北米・欧州のサプライチェーンに安定したレアアース供給をもたらす可能性があります。また、精錬・リサイクルの併設により、持続可能な資源循環型開発のモデルとなることが期待されます。
金属フォーカス 編集部コメント
ブラジルでのレアアース鉱山開発にオーストラリア政府が支援することで、国際資金と技術が結集される戦略的プロジェクトとなります。将来的に、レアアース供給の多国間安定化とリサイクル技術の展開に波及効果を及ぼす可能性があります。


