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| Kobada Gold Project |
マリ共和国のKobada金プロジェクトで、Toubani Resourcesは燃料供給制限やバマコの治安状況にもかかわらず、操業が順調に継続していると発表しました。プロジェクト現場での掘削活動は計画通り進んでおり、操業中断の報告はありません。また、第2のリバースサーキュレーション(RC)掘削リグも現場に到着予定で、異常値検査やインフラ位置確認に向けたステリライゼーションプログラムが加速されます。
掘削体制とプロジェクト開発の進捗
Toubaniは、Kobadaプロジェクトの環境社会影響評価(ESIA)が承認されたことを受け、許認可関連業務を進めています。プロジェクト準備作業も並行して進行しており、バマコ事務所は通常業務を維持しています。さらに、同社はAusenco ServicesをEPCM(設計・調達・建設管理)業者として任命し、初期設計作業を開始。長期リードタイム部材の発注も済ませ、Kobada金プロジェクトの建設準備を確実に進めています。
資金調達状況と将来展望
Kobada金プロジェクトのライセンスは有効で、Toubaniはマリ当局と投資枠組みの整備に向けた協議を継続中です。株主であるEagle Eye Assets(EEA)は、A$70百万の追加株式投資とUS$160百万のゴールドストリーム契約を通じ、主要プロジェクトマイルストーン達成を支援する意向を示しています。既存の資金調達パッケージにより、ToubaniはKobada金プロジェクト建設を完全に資金確保済みで、現金残高はA$177百万に達します。
今回の操業継続と強固な資金基盤により、Kobada金プロジェクトはマリにおける金鉱山開発の主要案件として、将来的な生産開始に向けた重要な一歩を踏み出しています。
金属フォーカス 編集部コメント
Kobada金プロジェクトの安定操業は、マリにおける金市場の供給安定化に寄与します。また、EPCM契約と大規模資金調達により、地域経済とインフラ整備への波及効果も期待されます。今後、プロジェクトの進捗と資金活用が投資家判断に大きく影響するでしょう。


