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| harmony gold eva copper project |
南アフリカのHarmony Goldは、オーストラリアにおけるHarmony Eva銅プロジェクトの建設を承認しました。建設費は16億ドルで、2026年第3四半期に着工、初生産は2028年後半を予定しています。
プロジェクト規模と生産計画
Harmony Eva銅プロジェクトは、初年度で年間65,000トンの銅を生産し、15年間の採掘寿命では平均60,000トンに達する見込みです。また、年間19,000オンスの金も副産物として回収されます。同社は内部資金と借入金を組み合わせて建設資金を調達し、配当方針を維持する計画です。
加えて、Harmonyは2023年に10億ドルでMAC Copperを買収しました。これにより、ニューサウスウェールズ州のCSA鉱山（年間生産量41,000トン）を含む銅生産基盤を強化し、Harmony Eva銅プロジェクトと組み合わせて2028年までに年間100,000トンの銅生産を目指します。
戦略的意義と市場影響
CEOのBeyers Nel氏は、EvaとMAC Copperの統合が銅と金の両方でキャッシュフローを安定させ、コモディティ価格変動リスクを低減すると説明しています。特に銅は長期的に需給が堅調で、エネルギー転換や電動化の進展に伴い市場の成長が期待されます。これにより、Harmonyは収益性の高い銅資産ポートフォリオを構築し、投資家に安定した配当と長期成長を提供する狙いです。
金属フォーカス 編集部コメント
Harmony Eva銅プロジェクトは、オーストラリア銅市場への重要な参入となります。銅需要の拡大に対応する戦略的投資であり、長期的には自由キャッシュフローの創出とリスク分散に寄与するでしょう。銅と金を組み合わせた資産基盤は、コモディティ市場の変動期でも安定的な収益を支える鍵となります。
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