プレミアム社が「NexMetals」へ社名変更、ボツワナでの重要金属供給に注力

NexMetals

銅・ニッケル・コバルト開発に戦略転換、TSX-V銘柄名は6月11日より「NEXM」に

トロント証券取引所ベンチャー(TSX-V)上場のジュニア企業Premium Resources社は、今後の事業戦略を反映し、社名を「NexMetals Mining(ネックスメタルズ・マイニング)」に変更すると発表した。社名変更は6月3日の株主総会で承認され、6月11日から新社名およびティッカーシンボル「NEXM」で取引が開始される。

同社のCEOモーガン・レックストロム氏は、「社名変更は、銅・ニッケル・コバルトといった重要金属のグローバル供給網への貢献という新たな方向性を明確に示すものだ」とコメント。さらに「ボツワナのセレビ(Selebi)およびセルカーク(Selkirk)両プロジェクトの拡張性を最大限に活かし、同国を重要金属供給の拠点として確立していきたい」と述べた。

6カ月間の迅速成長戦略を推進

NexMetalsは2025年4月に6カ月間での急成長戦略を発表しており、セレビおよびセルカークでの深部探査掘削、選鉱試験、資源量の拡大を重点的に実施している。

「私たちは、セレビの“ヒンジゾーン”のスケールや重要性、そして冶金的課題への対応を含め、計画的かつ加速的な成長を進めている」とレックストロム氏は当時述べた。

また同氏は、「資源ポテンシャルの裏付けと戦略的施策を並行して進めることで、NexMetalsを重要金属分野における有力企業として確立する」との方針を強調した。

金属フォーカス編集部コメント

銅・ニッケル・コバルトは電動車や蓄電池分野に不可欠な金属であり、新興供給源の確保はサプライチェーン強靭化の鍵を握る。ボツワナ資源の商業化と安定供給体制の構築が今後の注目点となる

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