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Meadow Kapsulの持続可能な供給網構築に向け、リサイクル材活用を拡大
この協業により、ノベリスはBall Corp.やDRT Holdings、C-CAREに続き、Meadowのアルミニウム供給パートナー網に加わる。
今回の合意は、両社が掲げる「アルミ製プリフィル容器『Meadow Kapsul』におけるリサイクル材使用比率の拡大」という共通目標を後押しする。
Meadowは家庭用消費財分野向けに、廃棄物削減と資源循環を重視した次世代包装ソリューションを展開しており、環境負荷低減に貢献している。
ノベリスのグローバルな再生能力が商業展開を支援
ノベリスのグレッグ・シュリヒト上級副社長は、「Meadowとの提携により、世界中の家庭用製品に持続可能な包装を提供できる」と語る。
同氏は、ノベリスが推進する「アルミを循環型素材の主役に」というビジョンと、Meadowの取り組みは完全に一致していると強調する。
ノベリスは現在、世界9カ国で31の製造拠点を展開し、年間約230万トンのアルミスクラップを再生。
この規模と技術力が、Meadowの商業的成長と持続可能性を支える基盤となる。
直線型から循環型へ、包装分野での新モデル確立
MeadowのCEOで共同創業者のヴィクトル・リュングベリ氏は、「ノベリスとの連携は当社の商業拡大と環境戦略の双方にとって重要な前進」とコメント。
同氏は「今回の提携により、循環性に優れた包装ソリューションの実現がさらに進み、“直線型包装”の終焉に近づく」と語る。
両社は今後、複数の技術革新および商業プロジェクトでの協業を計画しており、サステナブル包装市場における新たな標準づくりを目指していく方針だ。
金属フォーカス編集部コメント
アルミリサイクルのグローバルリーダーであるノベリスと、環境特化型スタートアップMeadowの提携は、包装材料業界の構造転換を象徴する動きだ。リサイクル材のバリューチェーンを強化しつつ、商業性も両立させたモデルは、今後他分野への展開も期待される。
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