タタ・スチールが革新的な耐火構造用鋼材「E350」を開発:建築構造の安全性を引き上げる新技術

Tata Steel


インドの製鉄大手タタ・スチールが熱延耐火構造用鋼材「E350」を開発しました。本製品は同国の国家規格IS 15103の認証を取得しました。主に組み立て式建築向けの角パイプや形鋼に使用します。

この材料は600℃の高温下でも降伏強度の3分の2を3時間保持します。微小合金元素の最適化と組織制御技術がこの高い耐熱性を実現しました。その結果、火災時における建造物の崩壊リスクを大幅に低減します。同社はこの高機能な耐火構造用鋼材の需要拡大を強く見込んでいます。

加えて、タタ・スチールは世界規模で生産能力の拡張を強力に推進しています。現在3590万トンの年産能力を2030-2031年度までに5150万トンへ拡大します。一方で、2026/2027年度第1四半期の純売上高は前年同期比14.3%増の63.5億ドルを記録しました。純利益も2億4230万ドルに達し、堅調な業績がこの耐火構造用鋼材を含む新技術開発を支えています。


金属フォーカス 編集部コメント

都市化と防災基準の高まりを受け、耐火構造用鋼材の市場価値は急速に高まっています。タタ・スチールの技術革新は、新興国市場における安全基準の再定義を推進するでしょう。同社の積極的な生産力増強策は、グローバルな高級鋼材市場での優位性を確実に固めます。

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