太陽光パネルリサイクル新施設:We Recycle Solarが米国で国内サプライチェーンを強化

Solar Panel Scrap


We Recycle Solar社は、米国内で退役太陽光パネルを対象とする大規模な素材回収施設(MRF)の建設を発表する。同社は、アリゾナ州ユマに本社を置き、アリゾナ州の拠点から事業を展開する。さらに、テキサス州ダラス近郊において、2027年第3四半期の稼働を目指す計画を進める。新施設は、太陽光パネルに含まれるケイ素アルミニウムガラスを最大96パーセントまで回収する。

独自のクリティカルミネラル抽出プロセスを採用し、海外での製錬工程を回避する方針を固める。従来の海外依存型のリサイクル手法とは異なり、国内で完結するプロセスを通じて、市場投入可能な重要鉱物を直接供給する。米国市場では太陽光発電が急速に拡大しており、退役パネルの適切な処理が急務である。中国が世界の供給の多くを掌握する中、国内のサプライチェーンのレジリエンス向上に大きく貢献する。


投資家とメーカーへの影響

同社は今後4年間で約1億ドルを投じ、米国全土に4つの拠点網を拡大する予定である。これにより、物流コストの削減と、商用・ユーティリティ規模の資産保有者への迅速なサービス提供を実現する。メーカーや投資家は、国内調達比率を高めることで地政学的リスクを効果的に回避できる。


金属フォーカス 編集部コメント

本プロジェクトは、米国における重要鉱物の国内自給率向上に向けた重要な転換点となる。海外依存リスクの高まりに対し、高度な国内リサイクル網の構築は今後の産業政策の試金石となる。

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