中国における電磁鋼板生産の新時代:アルセロール・ミタルと中国東方集団の新ブランド展開

Electrical steel


アルセロール・ミタル中国東方集団の合弁会社が新たな電磁鋼板ブランド「AMORNEX」を立ち上げました。両社は常州市において総額約50億元(約7億4500万ドル)の巨大投資を本格化させます。この投資は同地域における最大級の外国直接投資案件となります。合弁会社は高級鋼板市場の需要獲得を強力に目指します。


EVおよび省エネ機器向け高品質鋼板の供給基盤

新拠点は年間180万トンの高機能電磁鋼板の生産能力を備えます。第一期工事では年産50万トン規模の無方向性電磁鋼板(NOGO)ラインを建設します。商業稼働の開始時期は2027年6月を予定しています。加えて、これらの製品は新エネルギー車(NEV)の駆動モーター高効率産業用モーターに供給します。

現在、新生産ラインでは設備の設置工程と電力インフラの整備が同時に進行しています。一方で、アルセロール・ミタルは欧州のフランス事業所でも大規模な能力増強を推し進めています。その結果、同社はグローバル市場における供給網を着実に強固にしています。


金属フォーカス 編集部コメント

EVや高効率モーターの需要拡大を背景に、グローバル鉄鋼企業による高級電磁鋼板の投資が加速しています。中国と欧州での相次ぐ拠点増強は、脱炭素化に伴う構造変化に対応するための戦略的布石と言えます。新興需要を取り込む高品質サプライチェーンの構築競争は今後さらに過熱する見通しです。


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