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| Global Steel Industry |
グローバル鉄鋼市場における脱炭素化と生産能力の再編
世界各地の鉄鋼生産と生産能力の動向において、脱炭素化と供給網の再編が加速する。欧州委員会や各国政府は、環境規制の強化と貿易防衛措置を通じて産業基盤の保護を図る。
欧州市場では、大手メーカーが電気炉(EAF)の導入やプラント買収を進める。Voestalpine社はドナウヴィッツ工場での低炭素鋼生産能力を拡大し、Salzgitter社はHKM社の買収を通じて脱炭素化への投資を実行する。一方で、英国のブリティッシュ・スチール国有化やメリディアン・スチール社の事業清算は、高まるエネルギーコストと貿易摩擦の厳しさを物語る。
北米およびアジア市場でも、大規模な投資と設備増強が相次ぐ。韓国の現代製鉄とPOSCOによるルイジアナ州の新工場計画や、POSCOによる光陽製鉄所の新型電気炉完成は、次世代自動車向け鋼材の供給体制を強化する。さらに、日本政府が中国および台湾製のステンレス冷延鋼板に対して暫定反ダンピング関税を課すなど、市場の保護主義的な動きも強まる。
金属フォーカス 編集部コメント
世界の鉄鋼業界は環境配慮型設備への転換期を迎え、電気炉への巨額投資とサプライチェーンの再構築が同時に進行する。地政学的リスクや貿易防衛措置の強化が、各メーカーのグローバル戦略に大きな影響を与える。
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