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| Rio Tinto Copper |
リオティント(ASX, LON: RIO)は、2025年の銅利益を前年の約2倍となる74億ドルに拡大し、成長戦略の正当性を示しました。同社は、グレンコア(LON: GLEN)買収の可能性を断念した後、銅を中心とした成長戦略を強化しています。
銅拡大で利益を牽引
リオティントは、モンゴルのオユ・トルゴイ鉱山拡張により銅生産を11%増加させ、価格上昇の恩恵も享受しました。CEOサイモン・トロットは「銅を成長計画の中心に据え、探索予算の85%を銅に集中させる」と明言しています。加えて、アルミニウムやリチウム事業も29%増益を達成し、多角化戦略を補完しました。
銅重視の成長戦略と今後の展望
トロットCEOは、リオティントが次世代に向けて銅を軸に成長プロファイルを拡張できる明確な視界を持つと説明しました。これまでのコスト削減や小規模買収に加え、ブラジルのアルミニウム生産企業の取得やカナダ・ケベック州でのネマスカ・リチウムへの出資拡大など、エネルギー転換関連金属への投資も進めています。
一方で、鉄鉱石事業は依然として最も収益性の高い部門ですが、価格低迷と出荷量横ばいで基礎利益は11%減少しました。西オーストラリアの既存鉱山維持・更新投資を継続し、ギニア・シマンドゥ鉱山からの輸出も開始。2026年には500万~1000万トンの販売を見込んでいます。
銅中心の戦略を掲げることで、リオティントは市場の注目が集まるエネルギー転換金属の供給における優位性を強化しつつ、長期的な成長を確保する構えです。
金属フォーカス 編集部コメント
リオティントの銅集中戦略は、エネルギー転換需要を背景に中長期的に収益性向上に直結します。投資家は、同社の探索・開発パイプラインの進捗を注視すべきです。鉄鉱石依存からの脱却は、ポートフォリオの安定化にも寄与すると考えられます。
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