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| SHFE Nickel |
上海先物取引所(SHFE)と中国証券監督管理委員会(CSRC)は、上海先物取引のニッケル拡大を発表しました。これにより、国内外の金属トレーダーは中国市場でのヘッジや取引選択肢を拡大できます。新規ニッケル先物およびオプション取引は、グローバル投資家に直接開放される初の非鉄金属製品となります。
中国非鉄金属市場への影響
今回の拡大により、SHFEはニッケル先物と対応するオプションを提供し、海外トレーダー参加を促進します。これまでロンドン金属取引所(LME)がニッケル取引の中心でしたが、2022年の価格急騰による市場混乱は、中国企業も含めたグローバル市場に大きな懸念をもたらしました。CSRCは、先物取引所に対して円滑な海外投資家参加と制度準備を強く求めています。
上海価格の国際化と市場戦略
専門家によれば、上海市金融規制局(SMFRB)は「先物・現物の連携強化」と「非鉄金属商品の能力向上」を戦略の柱として掲げています。特に「国際化」を進めることで、上海先物取引のニッケル拡大は、アジア地域での価格形成における上海の影響力を強化します。これにより、他の西側市場は取引の補完的役割に位置づけられる可能性があります。
加えて、SHFEとINEは決済、クリアリング、倉庫管理インフラを整備し、グローバル投資家に対して安全かつ効率的な取引環境を提供します。その結果、上海は単なる取引量の拡大にとどまらず、アジアの「リアルマーケット」としての地位確立を目指しています。
金属フォーカス 編集部コメント
上海先物取引のニッケル拡大は、非鉄金属市場の国際競争力を大きく変える可能性があります。中国市場の国際化は、LMEやICEなど既存の西側取引所に影響を与え、ニッケル価格形成の新たな中心地として上海の地位を高めるでしょう。長期的には、アジア非鉄金属市場の取引インフラが再編されることが予想されます。
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