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| McLaren Titanium Project |
オーストラリア西部に位置するマクラーレンチタンプロジェクトは、初期鉱山寿命15.9年で総収益28億豪ドルを見込んでいます。マクラーレンミネラルズの予備実現可能性調査(PFS)によると、EBITDAは8.997億豪ドルに達し、回収期間はわずか3.7年と評価されました。プロジェクトは、世界のチタン市場における有力な投資案件と位置付けられています。
資源規模と鉱山寿命の見通し
PFSでは、資源量は総計5億2900万トン、重鉱物含有率4.5%と試算され、うち2億4900万トンが示準資源として分類されました。IHC Miningが評価した概念的な採掘ピットは、1億8570万トン・重鉱物含有率5.85%を含むとされ、鉱山寿命を十分に支える規模です。保守的な前提条件下での財務予測では、税引前正味現在価値(NPV)は2.522億豪ドル、内部収益率(IRR)は26%と算出されました。
プロジェクト開発と将来展望
マクラーレンチタンプロジェクトは、従来型鉱物砂分離設備を用いた簡易エンジニアリングスタディを基に進行しており、乾式採掘装置を活用したバルク採掘を計画しています。総資源の60%以上が未採掘であり、今後の銀行可能性調査(BFS)でさらなる評価が期待されます。マクラーレンミネラルズのサイモン・フィニス社長は、資源量の更新が予想を大幅に上回ったことを強調し、BFSに向けた詳細調査でさらなる機会を検討すると述べています。
プロジェクトは、ユークラ盆地西縁に位置し、既存インフラや輸出施設へのアクセスに恵まれています。チタン需要は航空宇宙、自動車産業、その他産業分野で増加傾向にあり、開発戦略はこれら市場のニーズに沿ったものです。マクラーレンミネラルズは、採掘・加工方法の最適化により、経済性と持続可能性を高める方針です。
金属フォーカス 編集部コメント
マクラーレンチタンプロジェクトは、安定的な資源供給と収益性の両立が可能なプロジェクトです。特に重鉱物資源の高含有率と未採掘領域の存在は、将来的な生産拡大や技術革新の余地を示唆しています。今後のBFS結果次第で、世界のチタン市場における競争力強化が期待されます。


