Qarmet、新スクラップ処理施設を稼働–カザフスタン鉄鋼業界の効率化動向

Qarmet scrap processing facility


カザフスタンの大手鉄鋼企業Qarmetは、新しいスクラップ処理施設の稼働を発表しました。本施設は同社製鋼工場に隣接し、1日あたり最大300トンの原料処理能力を有しており、内部プロセスの効率を大幅に向上させます。これにより、Qarmetの生産効率と物流体制がさらに強化される見込みです。


Qarmetのスクラップ処理戦略

新施設では、1日あたり15~20台の車両(最大20トン)を処理可能です。正確な計量のためトラックスケールを設置し、すべての作業を自動化しています。保管エリアにはモバイルリローダーと1,000トンの油圧プレスを導入済みで、将来的には2台目のプレス設置も計画されています。スクラップはプレス室に投入され、ブリケット化されて保管後、鉄鋼コンバータ工場へ鉄道で輸送されます。従来はコーキング工場に直接搬入され、工場入口で渋滞が発生していましたが、新施設の立地により物流効率が大幅に改善しました。


将来の生産拡大と新設備導入

Qarmetは今年10月、2027年の稼働を目標に新しい亜鉛メッキ・ポリマーコーティング複合施設の建設も開始しています。総投資額は約840億テンゲで、ベルギーのJohn Cockerill社が設備供給を受注しました。この新複合施設により、亜鉛メッキ鋼の年間総生産量は844,000トン、ポリマーコーティング製品は254,000トンに拡大し、製品ラインナップも多様化される予定です。


金属フォーカス 編集部コメント

Qarmetの新スクラップ処理施設は、鉄鋼原料の効率化と物流改善に直結します。これにより、カザフスタン国内の鋼材市場での競争力が向上し、将来的な生産拡大と輸出戦略にも好影響を与えるでしょう。投資家やメーカーは同社の設備投資動向に注目すべきです。

コメントを投稿