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| SolGold Cascabel copper gold project |
エクアドルに拠点を置く鉱山会社ソルゴールド(LON: SOLG)は、先週金曜日、江西銅業(Jiangxi Copper Co.)からの買収提案を拒否したことを発表しました。江西銅業はすでにソルゴールドの最大株主であり、再度の提案が業界の注目を集めています。
ソルゴールドは、11月23日に続く2度目の江西銅業からの買収提案を拒否し、その後、株価が14%上昇し、ロンドン市場で29.55ペンスとなりました。江西銅業は、1株あたり26ペンスの提案をしており、ソルゴールドの取締役会はその提案を一斉に拒否したと述べています。
銅市場の供給不安と買収合戦
ソルゴールドが拒否した買収提案は、銅市場における供給危機への懸念が高まる中で行われました。特に、世界的な電化推進が進む中で、銅の需要は急速に増加しています。この背景により、銅関連の資産には新たな関心が集まっています。
江西銅業は、ソルゴールドの株式12%を保有する最大株主であり、同社に対して強い影響力を持っています。しかし、ソルゴールドの取締役会は同社の独立した事業戦略に自信を示しており、株主に対しては今後の進展を見守るよう求めています。
西洋大手企業の関心と資金調達問題
ソルゴールドは、BHP(ASX: BHP)やニューモント(NYSE: NEM)など、西洋の大手鉱山会社にとっても潜在的なターゲットと見なされてきました。これらの企業は、ソルゴールドのカスカベル銅金鉱山プロジェクトに関心を示し、過去に出資提案を行いましたが、資金調達やプロジェクトのスコープに関する意見の相違から、その関心は薄れたとされています。
特にカスカベル鉱山は、エクアドル北部に位置し、巨額の投資が必要なプロジェクトであるため、今後の資金調達や開発の進展が注目されます。
江西銅業の次の一手
江西銅業は、イギリスの買収規制に従い、2025年12月26日17:00 GMTまでに確定的な買収提案を行うかどうかを決定する必要があります。これまでの提案を踏まえて、江西銅業がどのような次のステップを踏むのかが、今後の企業戦略に大きな影響を与えることでしょう。
金属フォーカス 編集部コメント
ソルゴールドの拒否から見えてくるのは、銅資源の重要性が高まる中で、企業が独自の戦略に基づいて判断を下しているという点です。特に、エクアドルのカスカベル鉱山は今後の資源戦略において重要な位置を占めることが予想され、注目の鉱山となるでしょう。今後の買収提案の動向も含め、銅市場の変動に注視する必要があります。


