銅供給契約 エネルギートレーダー、MercuriaがERGと1億ドルの取引を締結

Mercuria ERG Copper


スイスを拠点とするエネルギートレーダー、Mercuria Energy Trading SAが、ルクセンブルク登録のEurasian Resources Group(ERG)と1億ドル規模の銅供給契約を締結した。契約期間は3年間で、供給元はコンゴ民主共和国(DRC)の銅鉱山である。今回の銅供給契約 エネルギートレーダー取引は、アフリカ資源戦略の加速を示す動きといえる。


中央アフリカの銅資源に焦点を当てるMercuria

Mercuriaは、ERGへの事前融資として最大1億ドルを提供し、同社のDRCにおける開発を支援する。ERGは声明で「この資金によりコンゴの主要銅プロジェクトを加速させる」と述べた。銅供給契約 エネルギートレーダーとして、Mercuriaは近年、金属トレーディング部門を積極的に拡大しており、2025年の上半期だけで約3億ドルの取引利益を上げたと報じられている。

一方、Mercuriaの金属・鉱物部門トップであるコスタス・ビンタス氏は、「この融資枠はコンゴにおけるERGの資産開発を強化し、Mercuriaにとって戦略的重要性を持つ地域との連携を深めるものだ」とコメントした。


グローバル資源ネットワークの拡大と地政学的意義

加えて、Mercuriaは今月、コンゴ国営鉱山企業Gecaminesと提携し、銅およびコバルトの共同事業から得られる生産分を取引することで合意した。コンゴは世界第2位の銅産出国であり、コバルトでは世界最大の生産国でもある。さらに同社は昨年、ザンビア政府との金属取引パートナーシップも発表しており、アフリカ南部における資源トレーディングネットワークを急速に拡大している。

ERGの会長兼CEO、シュフラト・イブラギモフ氏は「この契約は、コンゴ民主共和国における当社の中核事業の可能性を最大限に引き出すための重要な一歩だ」と述べた。なお、ERGの株式の40%はカザフスタン政府が保有している。今回の銅供給契約 エネルギートレーダー締結は、国家間の資源連携を深化させる戦略的な取引といえる。


金属フォーカス 編集部コメント

今回の銅供給契約は、エネルギートレーダーが金属資源分野へ本格進出する潮流を象徴している。特にアフリカ資源の地政学的価値が高まる中、銅とコバルトを軸とした長期供給契約は、製造業・電動化関連市場に中期的な安定をもたらすだろう。


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