グリーンランド政府がタンブリーズ レアアース計画の採掘・閉山計画を正式承認:重稀土類供給網の新時代

Tanbreez rare earth mine


2050年までの長期枠組み確立と19元素の採掘許可

グリーンランド政府がクリティカル・メタルズ社のタンブリーズ レアアース計画における採掘計画および閉山計画を正式承認しました。外務・鉱物資源相のムーテ・B・エゲデ氏が2026年9月29日に本承認文書へ署名しました。同社は2050年までの長期的な操業枠組みを獲得しました。その結果、南グリーンランドでの本格的な鉱山開発へ大きく前進します。

本プロジェクトは世界最大級の重稀土類鉱床を対象に19種類の重要元素を採掘します。対象元素にはEVや風力発電に必要なテルビウムやジスプロシウムやネオジムを含みます。同社は環境管理や輸出に関する操業許可の取得を次の段階として進めます。加えて、タンブリーズ レアアース計画は北大西洋へ直結する深水フィヨルドを活用して通年出荷を実現します。

規制当局による承認は投資家に対するプロジェクトの不確実性を大幅に軽減します。中国依存度の高い重稀土類市場において、本プロジェクトは西側諸国の供給網多様化に貢献します。同社は必要な資金調達と操業許可の確保を急ぎます。その結果、クリティカル・メタルズ社はタンブリーズ レアアース計画の早期着工を目指します。


金属フォーカス 編集部コメント

タンブリーズ鉱床の採掘計画承認は、欧米主導のレアアースサプライチェーン構築に向けた歴史的な転換点となります。特にテルビウムやジスプロシウムなどの重稀土類を供給できる点は、地政学的リスクを軽減する上で絶大な価値を持ちます。今後は操業許可の速やかな獲得と資金調達の成否が最大の注目点です。


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