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| Global Rebar Price |
主要地域における世界の異形棒鋼価格は、原料高と供給制約を背景に上昇局面へ突入しました。8月前半の低迷から一転し、トルコや中国を中心とする主要市場で価格の底打ち感が強まっています。トルコ市場では特定規格の供給不足と電炉用スクラップ価格の上昇が製鉄会社の提示価格を引き上げました。その結果、9月中旬までに同国の輸出価格はトン当たり615ドルへ上昇し、前月比で6.5%のプラスを記録しています。
欧米市場の価格改定と中国のコスト押し上げ要因
欧州および北米の市場参加者は、エネルギーコスト上昇や輸入材の流入を警戒しながら価格改定を進めています。欧州の主要メーカーであるアルセロール・ミタルはエネルギー費増などを理由に異形棒鋼を合計45ユーロ値上げしました。ドイツでは住宅建築の不振をインフラおよび防衛関連の需要が補っています。一方で米国市場では、データセンターやエネルギー向け需要が堅調なものの、安い輸入材が国内価格の上昇幅を抑制しています。
中国の製鉄会社はコークス価格の連続値上げに伴うコスト高により、採算確保に向けた販売価格の引き上げを余儀なくされています。中国国内の倉庫渡し価格は8月半ばの安値から急速に回復し、9月11日時点で463.75ドルを記録しました。しかしながら実際の建設需要の戻りは依然として緩やかであり、鉄鋼メーカーの生産調整が今後の市況動向を左右します。加えて主要各国の秋の需要期が本格化するため、世界の異形棒鋼価格は当面の間、堅調な推移を辿る見通しです。
金属フォーカス 編集部コメント
世界的なインフレと原料コスト高が続く中、鉄鋼メーカーは減産や価格転嫁を通じてマージン確保を優先しています。ただし住宅着工の低迷や格安輸入材の存在が上値を抑える要因として機能しています。今後は各国におけるインフラ投資の進捗と中国の鉄鋼減産規制が、異形棒鋼市況の持持続性を占う鍵となります。


