中国のステンレス鋼生産量が8月に4%増を記録、300系の動向と輸出環境

Stainless steel production


中国のステンレス鋼生産量が8月に前月比4%増の372万トンに達し、市場を活性化させる。MySteelのデータによると、中国のステンレス鋼生産量は前年同月比12.2%増を記録する。中国メーカーは特に300系の増産を進め、同月の生産量は1.97万トンに拡大する。

しかしながら、海外市場における中国製ステンレス鋼の輸出環境は厳しさを増す。2026年上半期の中国製ステンレス鋼の輸出量は前年同期比17.6%減の206万トンに落ち込む。その結果、欧州連合(EU)の炭素国境調整メカニズム(CBAM)や新たなセーフガード、アジア各国でのアンチダンピング措置が輸出を直接的に圧迫する。

加えて、MySteelは9月の生産量が前月比で約2%減少すると予測する。一方で、前年同期比の水準は依然として高止まりを見せる。グローバル市場のメーカーや投資家は、中国のステンレス鋼サプライチェーンにおける供給動向と貿易障壁の影響を慎重に見極める。


金属フォーカス 編集部コメント

中国のステンレス鋼増産は旺盛な内部需要を裏付けるが、欧州のCBAMなどの貿易障壁が輸出を一段と抑制する。グローバル市場への波及効果と今後の政策動向を慎重に注視する必要がある。

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