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| US Ferrous Scrap |
2026年7月の米国鉄スクラップ輸出量は前年同月比6%増の100万トンを記録しました。米国Census局の最新貿易データによると、トルコとメキシコ向けの出荷増加が全体を強力に牽引しています。年初からの累計輸出量も前年同期比で4%増加しており、米国内での供給増がこの拡大を支えています。その結果、本年の月間輸出量が100万トンを超えたのは7月で4回目となり、前年の高水準をさらに更新しました。
トルコとメキシコ向けバルク船積みが堅調に拡大
トルコ向けの米国鉄スクラップ輸出は前年同月比12%増の29万6000トンに達しました。現地における電炉鋼材メーカーの原料需要が極めて強固であることを示しています。平均価格も前年同期の346ドルから371ドルへ上昇し、引き合いの強さを裏付けました。一方で、メキシコ向けの総輸出量は前年同月比83%増の16万6000トンと急増しました。昨年の関税措置による落ち込みから見事に回復を遂げています。
コンテナ船による米国鉄スクラップ輸出は25万7000トンとほぼ横ばいを維持しました。主要出荷先である台湾向けは13%減少したものの、タイ向けが73%増、ベトナム向けが16%増と東南アジア市場が補いました。こうした地域ごとの需要変動が全体の安定的な輸出量を支えています。したがって、北米スクラップ市場はグローバルな需要シフトに迅速に対応しています。
金属フォーカス 編集部コメント
世界的な脱炭素化に伴い、電炉向け鉄スクラップの需要は今後も世界規模で拡大し続けます。特にトルコの電炉増強やメキシコ市場の回復は、北米スクラップの優位性を改めて強固にしました。今後は東南アジア諸国の環境規制と需要変化が、輸出ルートの再編を促す重要な鍵となります。
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