LMEの7月取引量が大幅減少:在庫流出と相場スプレッドの衝撃

LME NonFe Market


ロンドン金属取引所(LME)は、7月の契約取引量が大幅に減少したと発表しました。LMEと米国のコムックス(Comex)間における価格・在庫スプレッドの拡大が、市場の流動性に深刻な影響を与えています。契約の平均日量取引高(ADV)は、前年同月比で16パーセント以上低下しました。加えて、ニッケル契約も前年同月比で6.2パーセントの減少を記録し、非鉄金属全体で取引の手綱を引き締める動きが広がっています。

主要なアルミニウム契約の取引量は前年同月比で横ばいを維持したものの、前月比では30.6パーセント急減しました。また、LME加盟倉庫からは7月に6万1,000トン以上の銅が流出し、在庫水準が急速に低下しています。市場参加者は、一連の動向が今後の非鉄金属市場全体の需給バランスや世界的な物流網に与える影響を警戒しています。


金属フォーカス 編集部コメント

LMEにおける取引量の減少と大規模な倉庫在庫の流出は、グローバル市場における地域間価格差の歪みを浮き彫りにしています。メーカーや投資家は、今後の各取引所間の裁定取引や物流コストの変動を慎重に注視する必要があります。

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