データセンター向け低炭素アルミソリューション ─ リオ・ティントとプリスマンが提携

Low Carbon Aluminum cable


リオ・ティントプリスマンは、データセンター市場向けの低炭素アルミケーブルの産業試験に共同で取り組むと発表しました。両社は最先端のアルミ精錬技術とケーブル製造技術を組み合わせ、情報技術インフラのカーボンフットプリント削減を目指します。


データセンター市場におけるアルミ需要の拡大

ロンドン拠点のCRUによれば、北米のデータセンター向けケーブル需要は2025年に総需要の約7%を占め、2026年から2030年まで年平均成長率17%で拡大すると予測されます。加えて、アルミニウムの採用比率は増加傾向にあり、データセンターキャンパスやサーバールームでの効率的な電力分配に貢献します。リオ・ティントとプリスマンは、低炭素アルミ製造と高度なケーブル技術の融合により、持続可能性と性能の両立を支援します。


低炭素アルミ製造技術の活用

今回の試験では、リオ・ティントのカナダ・ケベック州の水力発電精錬所「Alma」で生産された低炭素アルミと、リオ・ティントとアルコアが共同開発したElysis技術によるアルミを組み合わせてケーブル用アルミ棒を製造しました。Elysisはアルミ精錬時の直接温室効果ガス排出をゼロにし、酸素を排出することで生産の脱炭素化を実現します。リオ・ティントとプリスマンは2023年に5年間の供給契約を締結し、両社の技術とR&D能力を統合して低炭素アルミソリューションの市場導入を加速させています。


金属フォーカス 編集部コメント

データセンター市場は急速に拡大しており、低炭素アルミはコスト効率と持続可能性の両面で重要な役割を果たします。今回のリオ・ティントとプリスマンの提携は、アルミニウム業界の脱炭素化を加速させ、グローバルサプライチェーンにも波及効果をもたらすでしょう。今後の製品導入と市場反応に注目が集まります。

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