金価格予測:JPMorgan、年末までに1オンス6,300ドルを示唆

Eldorado Gold


JPMorganは、年末までに金価格予測が1オンス6,300ドルに達すると見通しています。これは、投資家による実物資産へのシフトが継続していることを背景にしています。最近の金相場は記録的高値を更新したものの、週末には10%超下落するなど大きな変動を示しました。


金市場の強気要因と中期見通し

同社アナリストは、実物資産のパフォーマンスが依然として紙資産を上回る状況を指摘し、金はさらに上昇余地があると分析しています。また、民間投資家の資金配分が増加すれば、今後10年で金価格は1オンス8,000ドルに達する可能性もあると述べています。加えて、中央銀行も主要な買い手として価格維持に貢献し、2026年には再び800トン規模の購入が見込まれています。


銀市場のリスクと投資判断

一方で、JPMorganは銀のボラティリティに対して慎重な見方を示しています。銀価格は先週、120ドルから70ドルまで急落し、価格上昇要因の特定が困難になっています。中央銀行が銀を構造的に買い支える仕組みがないことから、短期的な金銀比率の変動リスクが残ります。ただし、同社は銀価格の下値を1オンス75〜80ドルと見ており、過去予測より高い水準を想定しています。


金属フォーカス 編集部コメント

JPMorganの金価格予測は、実物資産へのシフトと中央銀行の買い支えが市場に与える影響を反映しています。投資家は短期的な価格変動リスクを認識しつつ、中長期的な資産保全戦略の一環として金への分散投資を検討する意義があります。市場動向は、銀を含む貴金属全般に波及する可能性があります。

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