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| Globex rare earth |
カナダ拠点のGlobex Mining Enterprisesは、米国ネバダ州南東部の新規取得地「ジェムヒルズ」プロパティで重要な希土類鉱物(REE)鉱化を確認しました。Globex Nevadaはリノ郡に連続した無特許鉱床権を確保しており、ラスベガス北東約170kmに位置しています。取得後、探鉱および試料採取プログラムを実施した結果、TREO(全希土類酸化物)濃度は0.28%~5.26%、平均1.7%を記録しました。
サンプル分析では、HREO(重希土類酸化物)が最大18.97%、ネオジム+プラセオジムの合計で最大35%を確認しました。鉱化帯は北東方向に伸び、露出長は少なくとも90mに及びます。さらに、鉱化は西方や覆土下、北南方向への拡張可能性を示唆しています。地質学的には、ジェムヒルズはグレートベイスン地質帯のカリエンテカルデラ複合体に位置し、デボン紀の石灰岩・ドロマイトが中期第三紀火山岩に接して分布しています。希土類鉱化は、これら炭酸塩岩と流紋岩系火山岩との断層接触帯に沿って認められます。
興味深いことに、ジェムヒルズの鉱化は新しいタイプの熱水-変質型希土類鉱床の可能性を示しています。2024~2025年に計47試料を採取した分析では、ディスプロシウムやテルビウムなどの高付加価値HREEが局所的に高濃度で含まれ、歴史的鉱山廃棄物からも有意な鉱化が確認されました。XRD解析では、主要鉱物相としてドロマイト、カルサイト、ギブサイト、フルオライト、モナザイトを特定。さらに、ウランやトリウムなど放射性異常の不在により、従来のREE鉱床よりもクリーンな抽出が可能な点が注目されます。Globexは今後、ジェムヒルズプロジェクトのさらなる探査やオプション取得を検討しています。
金属フォーカス 編集部コメント
ジェムヒルズの発見は、米国における戦略的希土類供給源の拡大につながります。特にHREEの局所高濃度は電気自動車や風力発電向け磁石材料市場に直接影響します。今後、クリーン抽出技術の導入が進めば、米国国内のREE自給率向上にも寄与すると考えられます。


