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| US-Uzbekistan critical minerals pact |
米国政府は、中央アジアのウズベキスタンとの間で戦略的クリティカルミネラル協定を締結しました。今回の協定は、中国の資源支配とサプライチェーン優位に対抗する米国の戦略の一環であり、両国の資源開発協力を強化する狙いがあります。協定の枠組みである「共同投資フレームワーク」は、米国国際開発金融公社(DFC)とウズベキスタン政府が中心となり、探索・採掘・加工を含むクリティカルミネラルバリューチェーンへの投資を優先します。さらに将来的な鉱物・インフラプロジェクトのための米ウズベキスタン合同投資持株会社設立も提案されています。
ウズベキスタンは中央アジアで二番目に大きい経済規模を持ち、人口約4,000万人の国です。金・ウラン・銅に加え、リチウムやタングステンなど現代技術の中核を成す未開発の重要鉱物が豊富に埋蔵されています。今回の協定は、両国の経済利益を促進すると同時に、クリティカルミネラルやインフラ、エネルギー分野での共同投資を奨励する内容となっています。
米国のトランプ大統領は中央アジア諸国との関係強化を進めており、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの指導者とともにホワイトハウスで会談しました。さらに、11カ国との間でクリティカルミネラル供給に関する覚書を締結する鉱物サミットも開催されました。DFCはウクライナ鉱物協定やアフリカ各国の資源プロジェクトにも関与しており、今回のウズベキスタン協定においても重要な役割を担っています。
金属フォーカス 編集部コメント
ウズベキスタンとの協定は、米国にとって戦略的クリティカルミネラル確保の突破口となります。特にリチウムやタングステンの未開発資源は、EV電池や先端技術産業に直結するため、長期的な供給安定性と地政学的優位性の確保に寄与するでしょう。今後の具体的な投資計画が注目されます。


