日本の産業界に新風:昭和KDE、CNPCパウダーの金属粉末を国内販売へ

CNPC Powder


日本の産業界に新たな動きがあります。昭和KDEは、カナダのCNPCパウダーと提携しました。この提携により、昭和KDEはCNPCパウダー製の金属粉末を日本国内で販売します。


昭和KDEがCNPCパウダーとの提携で金属粉末の国内供給を強化

日本の産業材料大手である昭和KDEは、CNPCパウダーと協力契約を締結しました。この提携は、CNPCパウダーのグローバル戦略における重要な一歩です。昭和KDEは、チタン、アルミニウム、鉄、ニッケル基合金などを含むCNPCパウダーの金属粉末を提供します。さらに、顧客の要望に応じたカスタム粉末ソリューションも提供する予定です。


高品質かつ環境配慮型の材料で日本の製造業ニーズに対応

昭和KDEの精密金属部門のチームは、2025年6月に中国・安徽省にあるCNPCパウダーの生産拠点を視察しました。彼らは生産設備やアディティブマニュファクチャリング(AM)ワークショップ、品質管理部門を詳細に確認しました。この訪問を通じて、AlSi10MgやTi6Al4VなどのSCS認証を受けた金属粉末の生産プロセスと供給能力を直接評価しました。昭和KDEは、CNPCパウダーが独自開発した「AMP(Automated Metal Production)」連続生産ラインと低炭素循環プロセスを高く評価しています。これらの技術は、高品質で環境に配慮した材料を求める日本の市場ニーズに合致しています。


金属フォーカス 編集部コメント

この提携は、日本の製造業が直面する高品質かつサステナブルな素材調達の課題を解決する可能性を秘めています。特に、3Dプリンティング市場の拡大とともに、高性能な金属粉末への需要はさらに高まります。CNPCパウダーの技術力と、昭和KDEが持つ長年の流通ノウハウが融合することで、日本市場における金属材料の新たなサプライチェーンが確立されるでしょう。


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