中国のスクラップ金属価格、5月28日も横ばい維持【金属フォーカス】

スクラップ

銅・アルミ・ステンレスなど全品目で価格変動なし

2025年5月28日時点で、中国国内のスクラップ金属価格は前日比で全体的に横ばいとなった。ScrapMonster価格指数によれば、鉄鋼、真鍮、青銅、銅、アルミニウム、ステンレス鋼の各品目で価格に一切の変動が見られなかった。

銅・アルミスクラップ価格は安定推移

スクラップ市場では、#1ベアブライト、#1および#2銅線・チューブ、85%回収の絶縁銅線、50%回収の#2絶縁銅線など、全品目が前日と同価格で推移した。トランス用銅や銅ヨーク、Cu/Alラジエーター、ハーネスワイヤー、ヒーターコア、電動機、密閉ユニットも価格据え置きとなった。

アルミニウム関連でも、6063押出材、アルミインゴット、アルミラジエーター、アルミトランス、E.C.アルミ線、オールドキャスト、UBC、Zorba 90% INFといった品目で一切の価格変動はなかった。

ステンレス鋼および真鍮スクラップも動かず

ステンレススクラップでは、201SS、304SSソリッド、304SSターン、309SS、316SS、310SS、シュレッダーSSのいずれも横ばいが続いた。真鍮・青銅市場でも、真鍮ラジエーター、赤真鍮、黄銅の各価格に変化はなかった。

金属フォーカス編集部の視点:

今回の価格横ばいは、市場に大きな供給や需要の変化がないことを示している。ただし、中国の内需動向や国際価格の変動が今後の動きに影響を与える可能性が高く、特に銅とアルミの動向は注視が必要だ。

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