中国HBISのフェロシリコン入札価格が引き上げ:9月買い付け価格は前月比160元高

HBIS Ferro Silicon


中国大手の河北アイアン・アンド・スチール(HBIS)が9月分のフェロシリコン買い付け価格を引き上げました。同社は72%品目の調達価格をトン当たり6,340元(約946ドル)に設定しました。中国HBISのフェロシリコン入札価格の上昇はスポット市場のオファー価格高騰を反映しています。

コークスや半コークスなど主原料の上昇が合金メーカーの生産コストを直接押し上げています。山西省での安全点検強化と一部炭鉱の操業停止が石炭供給の逼迫を招きました。山西省は中国最大の石炭生産地であり、フェロアロイやマグネシウム製造の重要拠点です。その結果、他の大手製鉄所も買い付け価格をトン当たり6,200元から6,400元へ引き上げざるを得ませんでした。


原料高と山西省の供給制限がもたらす価格波及

HBISの9月買い付け量は定修後の稼働率上昇に伴い前月比164トン増の3,804トンに達しました。先物相場の軟化に伴い現物価格は一時調整したものの、原料高によるコスト高止まりが下値を支えています。加えて、粗鋼生産の維持が一定の副原料需要を確実に下支えしています。今後も中国HBISのフェロシリコン入札価格の動向はアジア全体の副原料市場の指標となります。中国HBISのフェロシリコン入札価格の動きに注目が集まっています。


金属フォーカス 編集部コメント

山西省における環境・安全規制の強化が、エネルギー集約型産業であるフェロアロイのサプライチェーンを直撃しています。製鉄大手の調達価格引き上げはメーカーの採算悪化を一定程度カバーしますが、先物市場の下落圧力もあり高コスト構造の持続性が今後の試練となるでしょう。


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