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| Direct Reduced Iron (DRI) |
鉄鋼バリューチェーン全体を網羅する持続可能な協力体制
アルジェリア国家鉄鋼会社(SNS)と中国の中国宝武鋼鉄集団は、同国内における統合型鉄鋼プロジェクトの共同開発に向けた本格的な協議を進めています。両社は、鉄鉱石の埋蔵量評価や採掘から加工、さらに高付加価値の鉄鋼製品の製造に至る鉄鋼バリューチェーン全体を網羅する枠組みを検討しています。特に低炭素フットプリントの実現を最優先課題として掲げ、直接還元鉄(DRI)やホットブリケッタブルアイアン(HBI)の生産技術、ならびに産業のデジタル化に関する先進的なソリューションの導入を図っています。
グリーン製鉄技術の導入と現地統合の強化
中国宝武鋼鉄集団は、アンナバ地域の製鉄所や港湾施設における既存の産業基盤および物流インフラの視察を実施しました。両者は、アルジェリア国内における「グリーン」な鉄鋼生産の確立に向けて、技術移転や専門的ノウハウの共有、および産業活動のローカライズを協議しています。現段階では投資決定や正式な契約には至っていないものの、今後は共同ロードマップの策定と優先分野の特定に向けた技術的・経済的協議を継続することで合意しています。
アルジェリア国内における完成鋼材需要は、堅調な国家予算の支えにより住宅建設セクターが全体の70%以上を牽引し、2026年末までに420万〜460万トンに達すると予測されています。金属フォーカス編集部は、この大規模な需要を背景にした両社の戦略的提携が、北アフリカ地域の低炭素型鉄鋼サプライチェーン構築において重要な転換点になると分析しています。
金属フォーカス 編集部コメント
アルジェリアSNSと中国・宝武による統合型プロジェクトの模索は、グローバルな鉄鋼市場における脱炭素化と地産地消のトレンドを鮮明に映し出しています。資源国側による付加価値向上と環境配慮型冶金技術の導入は、今後のアフリカ市場における鉄鋼需給構造に中長期的な波及効果をもたらすでしょう。

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